(*゚∀゚)ザッカン!

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続き

それは、弟者が血を舐めてから、二週間経った、こども祭り当日。
なんの問題もなく、こども祭りも終わり、私は家に帰った。

そして、夕食の時間になってから気がついたのだ。
朝早くから慌ただしく、最後の準備をしていたため
その日、私はウサちゃんに餌をあげっていなかったということに。

そのとき既に時刻は9時前。日は落ちて真っ暗だったが
私は夢中で家を飛び出して学校へ向かった。

川;゚ ゚)「急がなきゃ!」

近道を通って、他人の家の庭の花を潰しながら
薄気味悪い夜の校舎にたどり着き、その校門をくぐった。
ウサギ小屋はグラウンドの隅にある。そのときはとても遠く感じた。

非常口を示す緑色の光が、学校内から漏れているのを、なるべく見ないようにして
両目を瞑って、腕を振り、ウサギ小屋の前まで走って、目を開けると
ウサギ小屋に、一匹もウサギがいなくなっていた。

川 ゚ ゚)「あれ?」

いつも私が来たときには大きな目をしたウサちゃんが、私を待ってくれていて
その小さな鼻を、網の隙間にすっぽりとはめて、フガフガ鼻をならすのだ。
夜だから寝ているのかな、なんて思ったが、よくよく見ると、土の色が変だった。

川 ゚ ゚)「赤い…………」

土が、赤い。トマトのように鮮やかな赤色をしている。
まだ、理解できていなかった。足は、ゆっくりと動いていた。
この小屋の鍵の場所は、私だくが知っている。
小屋と土の隙間に手を伸ばして鍵を取り、躊躇なく扉を開けた。

川;゚ ゚)「………………」

暗くて、何も見えない。怖かった。だが、なにかおかしいぞ。と感じる好奇心で
その足を一歩踏み出した瞬間。

川;゚ ゚)「え………」

芋虫と毛虫をミキサーにかけたみたいな音がした。
汗が噴き出して、口から息が吐き出せなくなる。
視線は自然と足下へと向かう。

そして私は見た。
真っ赤に染まった、ウサちゃんの首を。

川;゚ ゚)「ひっ――――――」

息苦しくなって、その場で尻餅をついた。
叫び声すら出ない。そのときのウサちゃんの姿など、忘れた。
ただ、辺り一杯に広がる赤い色だけは、今でも鮮明に思い出せる。
川 ;;)「え……え………ウサちゃん………?」

凍りついた感情が溶け出して
恐怖と悲しみが私を襲った。
涙が止まらなくなって、全てが真っ白になった。

私は、尻餅をついたまま後ろに下がって、小屋から出ようとした。
しかし、背中に何かがぶつかって私を遮った。
振り返ると、そこには壁ではなく、一人の人間が赤い包丁を持って立っていた。

( <_  )「なんで………ここに今………………」

その後ろで突然、雷が光った。
照らし出されたその顔は、紛れも無く
弟者だった。

私はついに叫んだ。
悲鳴をあげながら夢中で立ち上がり、よろよろとウサギ小屋の奥へ。
つまりは、ウサギ小屋の隅。そこまで行って、また尻餅をついた。

弟者は赤く濡れた包丁を持ったまま近づいてくる。
小屋の隅にも、ウサギの死体があったが、それどころではなかった。
恐怖し、体が震えだし、あらゆる苦しみが私を覆い込んだ。

( <_  )「この姿は、見られちゃ、いけないんだ………だから………………」

川 ;;)「やぁっ! やめてっ!」

( <_  )「お前もだ!」

川 ;;)「きゃあっ!」

乱暴に包丁で私を切り付けた。
掠って、私の頬が裂ける。弟者は興奮していた、この上なく。
私は死を覚悟した。涙が枯れて、眼球がギョロギョロと動き始めた。

川メ  )「うあ、ぁ………………」

( <_  )「これは見つかっちゃ駄目なんだ………
でもやらなきゃいけないんだ………だから………お前はっ―――!」

まさに、最後の一振りが、私に襲いかかろうとした瞬間。

「おーい弟者ー! どこだー!」

寸前で包丁を止めて、周りを見渡した。
そしてこう呟く。

( <_  )「兄者………………?」

包丁をその場に置いて、幽霊のようにウサギ小屋の出口へと足を運ぶ。
兄者に見つかるのがよっぽど嫌なのか、私をそのままに。
しかし、最後に、私に指を指していった。

( <_  )「誰にも………言うな………………」

その言葉こそ、幽霊の言葉のようで。
しかし幽霊よりも、よっぽど怖かった。

私は口を開けて、目を開いたままで。
弟者は静かにウサギ小屋から出ていった。

続き
  1. 2008/08/09(土) 22:30:10|
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