(*゚∀゚)ザッカン!

ブーン系小説、雑記、感想ブログ

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川д川は豆を食べるようです 後編

( ^ω^)「おーハイン。戻って来たのかお」

ζ(゚ー゚#ζ「はぁ!? 意味分かんない! 3の二乗は3×2で6じゃないの!?」

(;´∀`)「だから………」

こいつらは一応授業を受けている。
と言っても、授業中に大声で話すし、デレに至っては理解しようともしていない。

从 ゚∀从「なんかジョルジュがなー、まぁいいや。
てかお前らもよく授業受ける気になるよなー」

( ^ω^)「なんとなくだお、ハインもとりあえず授業だけは―――」

私は椅子に座り、続くブーンの話を聞く。
私達以外のグループも、ほとんどの奴が授業をまともに聞いていない。
いつも通りだ。こんな情景を見ていると、将来もどうにかなる気がする。

( ^ω^)「なんだかんだで、結局働かなきゃいけないんだお。
だから学校行ってる以上、ひまな時くらいは――――――」

ζ(゚ー゚#ζ「あーもーっ! 全然分かんない!!
あんたが駄目だから分かんないのよ! この駄目駄目糞先公!!」

( ^ω^)「は………………」

デレのその言葉にブーンの体が話の途中で、突然石のように固まる。
見ただけで異常だとわかった。
ブーンはその硬直した体をデレの方へ向け、静かに立ち上がった。

( ^ω^)「デレ、こんな授業駄目だお、外、出るお」

ζ(゚ー゚#ζ「そうねブーンわっかりにくい授業だったわ、死ねセンコー! 」

从;゚∀从「お、おいブーン? お前………?」

私に返事をすることなく、廊下へ出て、勢いよく扉を閉めた。
何か嫌な予感がし、後を追おうとしたが
ブーン達と入れ代わりに入ってきた、あの小柄な男の姿を見て足が止まった。

( ><)「………………」

从;゚∀从「う、な………」

(;´∀`)「ビロードくん!? どうしたモナ!?」

鮮やかな赤い血を全身に浴びたその姿に、教室が騒然とする。
ビロード、と呼ばれたその男は、口をもごもごと動かして、何か話している。

( ><)「………んし…………」

(;´∀`)「え? 何? 聞こえないモナ? 」

教師がビロードの肩に手を乗せて、目を合わせる。
開いた口から出た短い言葉は。

( ><)「監視役………」

(;´∀`)「え?」

从;゚∀从「………監視役?」

「キャァァアアアア!!」

廊下に響いた悲鳴を聞き、今度はビロードをかわし、教室から出た。
学校の空気が何かおかしい、妙な胸騒ぎがする。

廊下に出て、私は信じられない光景に目を背けた。
そう。胸騒ぎは残念ながら的中した。教室から出て来た野次馬の中には、嘔吐する者もいた。

( ゚∀゚)「………………」

廊下で一人立っているジョルジュの右手に握られていたのは。

(  ∀・)

真っ赤に染まったモララーの頭だった。

「うわぁあああああ!!!」

从;゚∀从「あ、ああ、あ………!」

足が震え、その場に崩れ落ちそうになるが、こらえる。
ジョルジュを見た全ての人間が、同じことを考え、玄関へ走り出した。

全力で足を動かし階段を降りる。乱れる息が更に私の不安を煽る。
ようやく一階まで降りて、外に出ようと玄関の方向へ足を踏み出した瞬間に見えた
玄関のガラス扉からの景色に、私は驚愕し、息を飲んだ。

从;゚∀从「なんだよ………これ………」

既に何十人かが押しかけている玄関。
その外は巨大な真っ白な植物で埋め尽くされ、完全に封鎖されていた。
振向くと、窓の外も同じように白の植物がツタを学校に絡ませていた。

从;゚∀从「一体なんなんだよ!」

窓の外の光景を信じることが出来なく、辺りを見回していると
体育館へ向かう倍大きい廊下で、背を壁につけて腕を組んでいるブーンが見えた。

从;゚∀从「ブーン!?」

( ^ω^)「…………………」

声をかけたにも関わらず、ブーンは無言で、俺の横を通り過ぎていく。
そして次に見えたのは、その廊下の隅で体を小さく丸めて、うなだれるデレの姿だった。

从;゚∀从「デレ! どうしたんだ!?」

ζ( ー ;ζ「いや………」

从;゚∀从「大丈夫か? 立てるか? ジョルジュがヤバいんだ、早くここから………」

ζ( ー ;ζ「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌」

从;゚∀从「お、おいデレ!?」

ζ( ー ;ζ「嫌ぁああああああああ!!!」

触れようとした私の手を払いのけ、耳を塞いで走り去った。
ここに来て、私に大きな恐怖がのしかかった。
口からは「は」という音しか出ない。かすれた息の音だ。

川д川「ふ、ふふ、ふふふふふ………」

从;゚∀从「!」

振り返ると、あいつだ。あいつが笑ってそこに立っていた。
今まで気が付かなかったけれど、なんて気味の悪い容姿をしているんだ、この女。

从;゚∀从「お…お前!!」

川д川「説明してあげる………」

女は玄関に詰めかける奴らを指さす。

川д川「見て………あそこでイライラして喧嘩してるでしょ………」

「てめぇがどけ、コラ!!」

从;゚∀从「………………」

川д川「「見た非行」に制裁を下すのが「監視役」。
ほら………始まるわよ」

「あぁ!? 殺すぞてめぇ!!」

( ><)「………………」

从;゚∀从「あいつ……………!」

川д川「「監視役」に触れられた人は、同じように「監視役」になる。
しかも、自分が監視役かどうかは非行を見るまで自覚出来ない」

「あ? 邪魔すんなガキ……お前も殺………」

( ><)「………………」

从;゚∀从「な………」

「………え?」

ビロードの手から伸びたナイフが、喧嘩していた男の首に突き刺さっていた。
ほとばしる血。ついに私の膝はがくりと落ちた。

「あ………あ………」

「うわぁあああああ!!!」

从;゚∀从「ハァ…ハァ………おい! お前!」

川д川「あれが「制裁」よ………ふふふ、あはは。
でね、でね、次は「聞いた非行」に「罪」を与えるのが………」

从 ;∀从「やめろっ! やめてくれ! 俺まだ死にたくない………死にたくないよ………」

川д川「「聞き役」あ、ほら。あの人暴言吐いた。行くよ「聞き役」」

( ^ω^)

从 ;∀从「ブーン………?」

ブーンは玄関で暴言の吐いた女の髪を掴み、引っ張り出す。
女はほうり出されて座り込み、顔を真っ赤にしてブーンに怒鳴り散らす。

ブーンはその女の言うことなど耳に入っていないようで
気にせずに、その女の耳元で何か。小さな声で呪文みたいなものをぼそぼそと呟いている。

「え?」

女はぴたりとあらゆる行動をやめ、そのブーンの一言一言に耳を傾けている。
その顔はみるみるうちに真っ青になっていき、最後にはデレと同じように。

「嫌………」

( ^ω^)「………………」

「嫌………嫌………!!」

叫び声をあげ、耳を塞ぎ、床に額を擦り付け、そのまま動かなくなる女。

川д川「うふふ「聞き役」はね、その人の人生で嫌だったことを全部一度で思い出させるの。
だから、それをされた人は、もう、駄目になっちゃうの」

从 ;∀从「ああ……!!」

もう私の目に映っているのは、地獄だった。
監視役と聞き役は触れられると増えるらしい。ああ。人が人を殺して、人が人を駄目にして。
もう駄目だ、私はここで死んでしまう。

( ^ω^)「………………」

川д川「………ごくろう様「聞き役」さん………
でも、私に椅子を用意しないのは………」

女はビロードに視線を向け、微笑んだ。

川∀川「「非行」じゃないのかな?」

ビロードが手に持ったナイフをブーンの首に突き刺した。
ブーンはうめき声さえあげずに、その場に前のめりに倒れ、死んだ。

从 ;∀从「やめてよ………お願い………」

ミ;゚Д゚彡「ハイン!? 大丈夫か!?」

从 ;∀从「フサ………」

髪の長い。フサギコ、彼は信用出来る。でも、でも。

ミ;゚Д゚彡「皆おかしくなってる………どうにかしてここから出るぞ!!」

从 ;∀从「嫌だ………近寄らないで………」

ミ;,゚Д゚彡「は?」

非行を聞いたり見たりするまで、「監視役」「聞き役」は自覚しない。自覚しない。
もしかしたら、フサギコだって。

私はもう駄目になっていた。いつの間にか手に握っていたナイフは。
意識が戻ってきた時既に、フサの胸に突き刺さっていた。

ミ;゚Д 彡「ハイン………お前………」

从 ;∀从「私…もう駄目………」

股から液体が伝っていくのを感じた。
内股になり、そのまま地面へぺたりと崩れ落ち
フサギコの血を全員に浴びた。

そして、女にしがみついた。

川д川「ねぇ、どうしたの。なんで泣いてるの? ふふふ、ふふふふふふ」

从 ;∀从「私だけで…い…いい………から………」

川д川「助けてって? 駄目よ。そんなの。
お金、全部で何円取ったか覚えてる?
私のカバンをグランドで燃やしたの覚えてる?
私の机にのりを塗ったこと覚えてる?
ハサミで教科書ズタズタにしたの覚えてる?
上履きトイレに沈めたの覚えてる?
体育のあと私の制服取ったの覚えてる?
私に何回死ねって言ったか覚えてる?」

川д川「ねぇ、私の顔、何回蹴ったか覚えてる?」

从 ;∀从「ひぐっ……うっ………」

川д川「ふふふ、教えてあげる。全部教えてあげる。
私ね「監視役」でも「聞き役」でもないの。じゃあ何だと思う?」

ハインは女の足にすがりつき、泣き続けている。
女はそれを見て口角を吊り上げて、ハインの耳元で囁いた。

「償わせ役」



ハインが最後に見たのは、「貞子」と書かれた、女の上履きだった。

  1. 2008/12/25(木) 23:59:57|
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